『MUSICA』のBUMP OF CHICKENインタビュー読みました～7月4週記～

本屋に行った時にたまたま目に入った音楽雑誌『MUSICA』を買いました。バンプが表紙を飾ってたのが気になって少し立ち読みしたら、面白そうなインタビュー記事だったので。

普段は積極的に音楽雑誌を買うようなタイプではないですが、久しぶりにライブにも行けたし、じっくり彼らの内面に触れるのも良いかなと思って。

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内容としては先日リリースされた新アルバム『aurora arc』ができるまでの道のりと、収録されている全14曲の各解説。40,000字に及ぶインタビュー記事は読むだけでもエネルギーを使いますが、彼らが1曲1曲に込めたエネルギーもまた伝わってきて読み応えありました。

このボリュームたるや。

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新アルバムのタイトルを決める段階の話がとても印象に残った。フジくんがスマホで気象関係のサイトを見ていたら"オーロラアーク"という素敵ワードを発見し、ビビッと来たってやつ。

「アーチ状」「弧」を表す"arc"を「方舟」を意味する"ark"と彼が勘違いしていたという話は既にどこかで聞いた話だったけど、そこから少し掘り下げて、勘違いから生まれた"aurora ark"という言葉が、かつてリリースしたアルバム『ユグドラシル』のジャケットに描いた空飛ぶ船の名前として繋がったというのはすごく良い話だった。

この船を"みんなが憧れるもの"の象徴としてツアーライブのシンボルにしたというのだから感慨深い。アルバムタイトルを『aurora arc』にすることに対して、ツアータイトルを『aurora ark』にしたいこと。ツアーロゴに方舟を描きたい希望を伝えた時、バンプメンバーやスタッフはかなり肯定的に捉えてくれたと記されている。

『ユグドラシル』は2004年にリリースされたアルバム。10年以上の時が経過した今になってもなお、藤原基央が描いた船は彼のみならず、多くの人の心の中で飛び続けていたようにも感じる。インタビュアーも語っていたけど、最高の連鎖だと思う。